話題のK-POPマーケティングとは?注目の戦略を紹介

話題のK-POPマーケティングとは?注目の戦略を紹介
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最近のK-POPって、音楽だけじゃない“仕掛け”がどんどん進化していて面白いなって感じています。

かつては似たような手法が多く見られましたが、最近では「一度見たら忘れない」ような斬新なアプローチが増えています。

この記事では、そんな話題のK-POPマーケティングにフォーカスしてみようと思います。

 

目次

話題のK-POPマーケティングとは?注目の戦略を紹介

K-POP業界では、ここ数年でプロモーションのあり方が大きく変化してきました。

かつては似たような手法が多く見られましたが、最近では「一度見たら忘れない」ような斬新なアプローチが増えています。

今回は、TXT、IVE、RIIZEなどが取り組んだ“異色”とも言えるプロモーション戦略を事例ごとにご紹介いたします。

 

TXTボムギュ「Panic」の展示型プロモーション

TXTのボムギュさんは、ソロ楽曲「Panic」の発表に際し、視覚や触覚、嗅覚までも巻き込んだ体験型展示を実施しました。

この展示は、暗闇の中で音楽を体感するコンセプトで構成されており、五感をフルに使って作品の世界観に没入できるよう設計されていました。

また、展示内にはターンテーブルを設置し、アナログレコードで楽曲を再生する演出もありました。

本人の音声コメントや、オリジナルの演出を通じて、単なる楽曲リリースを超えた“体験型プロモーション”として高く評価されました。

 

NCT WISHのキーリング型アルバム戦略

NCT WISHは、アルバムをキーリング型のNFCチップに収めるという斬新な形式でリリースを行いました。

スマートフォンにかざすことで楽曲やコンテンツを楽しめる仕様となっており、ファンが常に携帯できるグッズとしての側面も持ち合わせています。

また、「Steady」のプロモーションでは、家庭通信風のティザーサイトやミームを活用したSNS展開も行われ、Z世代を中心に話題となりました。

アルバムという“モノ”から、よりパーソナルで日常的な“体験”へと訴求軸を転換した点が特徴的です。

 

IVEのバンドチャレンジによる拡散戦略

IVEは、従来のK-POPプロモーションで定番とされる“ダンスチャレンジ”ではなく、“バンドチャレンジ”という新しい形式を採用しました。

「REBEL HEART」においては、LUCY、10CM、Daybreakといったアーティストが独自の解釈で演奏する動画が公開され、多彩な音楽性が引き出されました。

IVEのイメージである“パフォーマンス力”に加えて、“音楽性”という側面もアピールすることで、新たなファン層へのリーチを実現しています。

単なる流行の消費ではなく、曲の本質的な魅力を伝えるプロモーションとして注目されました。

 

KiiiKiiiが見せた“ジャム工場”という世界観重視の導入

IVEの妹グループであるKiiiKiiiは、公式サイトにて“ジャム工場の作業員”というコンセプトを打ち出しました。

メンバーは赤い帽子と青いエプロンを着用し、果物などを手にしたビジュアルが掲載され、非常に個性的なデビュー演出となっています。

アイドルらしからぬユニークな設定が話題となり、SNS上では「一体何者?」という関心を呼び、多くのユーザーに拡散されました。

情報過多の時代において、こうした“ツッコミどころのある”プロモーションは、初見での記憶定着に効果的だと言えるでしょう。

 

RIIZEが行った“映画館で聴くアルバム”プロモーション

RIIZEは、1stフルアルバム「ODYSSEY」のリリースにあたり、全楽曲を映像化し、映画として劇場公開するという前例のない手法を取りました。

この作品は約40分間にわたって構成され、韓国、日本、中国、タイなどの映画館で一斉に公開されました。

音楽と映像を一体化させた“視覚型アルバム”とも言えるこの試みは、ライブとは異なる形での没入体験を可能にしています。

また、配信から劇場上映、最終的なCDリリースへと繋げる展開も、段階的なファン獲得戦略として高く評価されました。

 

cosmosyとNEWBEATの世界観重視プロモーション

2025年デビュー組の中でも、cosmosyとNEWBEATは、特に強い世界観を押し出したプロモーションを展開しています。

cosmosyは、妖精をテーマにしたビジュアルと幻想的な演出が特徴で、デビュー時から独自性を打ち出しています。
ポップアップイベントでは、この世界観を徹底的に再現し、参加者に強い印象を残しました。

一方、NEWBEATは、頭に“角”をつけた演出や、善と悪が同居する少年たちというストーリー性のある設定で登場しました。

タイトル曲「Flip the Coin」のミュージックビデオもストーリー重視で制作されており、アイドルとしての枠を超えた表現が注目されています。

 

IVEの“世界観ごと魅せる”プロモーション

最初に注目したいのがIVE。

IVEはデビュー当初から一貫して“完璧な世界観”を押し出してきた印象があります。

単なるアイドルグループとしてじゃなく、ひとつのブランドとして成立しているというか。

最新曲のリリース時に公開されたティザー映像を見たとき、まるで高級ファッションブランドの広告みたいでビックリしました。

色味やライティング、衣装の質感まで徹底的に作り込まれていて、MVが始まる前から惹き込まれてしまったんです。

また、SNSの投稿にしても、他のグループが日常っぽさを出す中で、IVEはあくまで“完成された存在”として投稿を統一している印象です。

ちょっと冷たいくらいの美しさが逆に新鮮で、「この子たちはどんな存在なの?」って気になってしまうんですよね。

自分自身、IVEを初めて見たときは「キレイだけどちょっと遠い存在かも」と思っていたんですが、何度かティザーや舞台を見ているうちにそのミステリアスな魅力に引き込まれていました。

 

RIIZEの“物語を共有する”新しい接近法

RIIZEのプロモーションは、IVEとは真逆のアプローチが面白いです。

最初に気づいたのはYouTubeやInstagramに上がってくる日常動画やセルフィー。

ちゃんとカメラワークも編集も凝ってるのに、どこか“素の瞬間”があるんですよ。

「練習してる風景とか見せすぎじゃない?」って一瞬思うんですけど、それが逆にリアルさを感じさせて、親近感が湧いてしまう。

いわゆる“ストーリーテリング型”のマーケティングがうまいグループだなと感じました。

あと、プロモーションで面白いなと思ったのが“デジタル記録”の使い方。

動画や写真だけじゃなく、手書きのメモやスケッチブックみたいな小道具をSNSで見かけたとき、妙にリアリティがあって「実際にその場にいたのかな?」と思わせる演出になっているんです。

個人的には、RIIZEの公式アカウントをスクロールしていると、まるで一冊の写真集をめくっているような気分になります。

計算された親しみやすさって、こういうことかもしれません。

 

NEWBEATが見せた“逆張り”のマーケ戦略

NEWBEATはまだそこまで知名度が高いグループではないけれど、最近のプロモーションは目を引くものがありました。

何より驚いたのが、リリースイベントでの“無音空間”の演出。

ショッピングモールの一角で突如現れたメンバーたちが、音を一切流さずに振りだけを披露するパフォーマンスを展開したんです。

最初は周囲も「なんだろう?」と戸惑っていたけれど、気がついたら人だかりができていて、その様子がSNSで爆発的に拡散されていました。

その後に公開された公式MVでは、無音パフォーマンスの裏側が映されていて、「こういうことだったのか」と納得。

あとから気づいたんですが、実はこの演出の伏線がティザー段階から張られていて、ファンがそれに気づいて盛り上がっていたんですよ。

正直、最初は「ちょっとやりすぎじゃ?」と思ったんですけど、インパクトとしては絶大。

最近のK-POPグループは、ただ目立つだけじゃなく、記憶に残る“しかけ”をすごく大事にしてるなと改めて思いました。

 

K-POPのプロモが“体験型”に進化している

今まではMVを観たり、SNSをチェックしたりするのが主流でしたが、最近はまるでイベントに“参加しているような感覚”が増えてきてるなと感じます。

まさに“体験型プロモーション”とでも言うべきかもしれません。

たとえば、あるグループでは街中のデジタルサイネージにAR演出を仕掛けたり、QRコードを読み取ると隠しコンテンツが現れる仕組みを導入したりと、現実とデジタルをつなげる工夫があちこちにあります。

わたし自身、渋谷のスクランブル交差点でいきなりK-POPのビジュアルが浮かび上がったときは、「え、なに今の!?」と足を止めてしまいました。

あれ、完全に仕掛けられてましたね。

 

SNSとストーリーがリンクしてる仕掛けも面白い

最近多いなと思うのが、MVの内容とSNSの投稿が繋がっているパターン。

たとえば、MVに出てくる小道具があとでSNSに投稿されたり、ある日の投稿が次のリリースの伏線になっていたりと、まるで連ドラを観てるような感覚です。

「これってもしかして、あの投稿の続き?」なんて思ってしまうあの感じ、クセになります。

気づいたときの快感があって、ちょっとした考察ゲームをしてる気分にもなるんですよね。

 

観る側の“気づき”を誘発するマーケティング

K-POPのマーケティングって、ただ情報を与えるんじゃなくて、ファンに“気づかせる”ように作られているのが特徴的です。

そのプロセスがあるから、より深くハマっていくのかもしれません。

特にZ世代と呼ばれる若い層は、ただ受け取るだけじゃなく、自分で発見することに楽しさを感じる傾向があるように思います。

そういう意味で、今のK-POPは彼らにとってまさに“参加できるエンタメ”として成立しているのかもしれません。

わたし自身、次にどんな仕掛けが来るのか想像しながら公式アカウントをチェックするのが、もはや日課になっています。

 

まとめ

こうやって振り返ってみると、今のK-POPマーケティングは“音楽”を売るというより、“体験”を売っている感じがします。

それぞれが独自の視点でファンとの距離を縮めようとしていて、見ているだけでワクワクしてきます。

昔みたいにテレビだけで新曲を知る時代じゃなくなったからこそ、こうした工夫がより際立って見えるのかもしれませんね。

次はどんな“仕掛け”で驚かせてくれるのか、今から楽しみで仕方ないです。

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