「気づいたらずっと聴いてる」。そんな感覚になるグループがHIGHLIGHTだと思っています。
デビュー当時はBEASTという名前で活動し、アイドルの中でもかなり実力派のイメージが強かったHIGHLIGHT。
そこからグループ名を変えて活動を続けている今、当時とは違う魅力でファンを惹きつけています。
今回は、そんなHIGHLIGHTのメンバーについて、年齢やメンバーカラー、キャラクターの違いまで含めて紹介していきます。
表面的なプロフィールだけではなく、ファンとして感じた空気感やちょっとした視点のズレも交えながら綴っていきます。
HIGHLIGHTとは?
HIGHLIGHTを一言で言い表すなら、「成熟と再生の象徴」だと、私は思っています。
最初からHIGHLIGHTという名前だったわけではなく、元々は「BEAST(B2ST)」というグループ名でデビューした韓国のアイドルグループでした。
2009年に結成されてから、音楽番組の常連になり、数々のヒット曲を世に送り出してきました。
正直、当時のK-POP界で“王道”といえる存在でした。
でも、そこから先がHIGHLIGHTのすごいところです。
2016年に事務所を離れ、グループ名の使用権の関係で「BEAST」という名前を手放すことになりました。
普通なら、そこでグループとしての活動が止まってもおかしくなかったと思います。
だけど、メンバーたちは「もう一度スタートしよう」と決めて、名前も新たに「HIGHLIGHT」として再始動。
この「HIGHLIGHT」という名前には、“最も輝く瞬間”という意味が込められているそうです。
実際、グループ名を変えてからの彼らは、若い頃のキラキラ感とはまた違う、内側からにじみ出るような輝きを見せてくれるようになった気がします。
K-POPアイドルは、年齢が上がると活動が減ることも多い中で、HIGHLIGHTは今でも精力的に音楽活動を続けています。
ダンスも歌も、全く衰えていないどころか、むしろ今のほうが“完成されたステージ”を観ているような感覚になります。
私がライブで感じたのは、「ああ、これは時間をかけて醸成されたチームワークなんだな」ということ。
アイドルというより、もはや“アーティストグループ”と呼びたくなる存在です。
ファン層も幅広くて、学生から30〜40代まで、年齢を問わず愛されているのもHIGHLIGHTの特徴です。
音楽そのものがしっかりしていて、歌詞にも大人の心情がにじんでいて、何度聴いても飽きません。
名前も、体制も変わったけれど、コアにあるのは「歌とパフォーマンスで魅せること」。
そんな原点をずっと守り続けているところが、HIGHLIGHTの最大の魅力だと感じています。
HIGHLIGHTのメンバープロフィール
リーダーはユン・ドゥジュン。
ほかにボーカルのヤン・ヨソプ、パフォーマンス担当として目を惹くイ・ギグァン、そしてマンネ(末っ子)ながらも落ち着いた存在感を放つソン・ドンウンの4人です。
もともとは6人組としてスタートしたグループですが、いろんな事情やタイミングを経て、今の形になっています。
それでも、ステージの完成度やグループの温度感はむしろ洗練されていると感じます。
特にここ最近のライブでは、年齢を重ねたことによる“余裕”が空気を支配していて、若手グループでは出せない深さがあります。
ユン・ドゥジュン
HIGHLIGHTの中でも一番安定感があるのがユン・ドゥジュンだと思っています。
ステージでもバラエティでも、自然体でいながらグループの中心に立っている姿が印象的です。
生年月日は1989年7月4日。2025年の誕生日を迎えると36歳になります。
リーダーという立場でありながら、決して前に出すぎることなく全体のバランスを取っているタイプです。
以前、ライブでMC中にメンバー同士がふざけ合っていたとき、ドゥジュンが一瞬だけ目線で場を締めた瞬間があって、ああ、こういう人がリーダーなんだなと実感しました。
ユン・ドゥジュンのメンバーカラーとイメージ
メンバーカラーは青。
これはもう納得の一言に尽きます。
冷静、落ち着き、信頼。青って、言葉にしなくてもその人の空気から漂うものがあると思うんですけど、ドゥジュンはまさにそれ。
ファンからの信頼が厚い理由も、パフォーマンスよりむしろ立ち居振る舞いにある気がしています。
ヤン・ヨソプ
ヨソプはHIGHLIGHTの中でも「声」で覚えてしまう存在です。
初めてHIGHLIGHTの楽曲を聴いたときも、真っ先に耳に残ったのがヨソプのボーカルでした。
生年月日は1990年1月5日。
現在35歳です。
年齢的にはグループの中でも上位の方にあたりますが、見た目は一番童顔かもしれません。
実際、ヨソプのビジュアルって若い頃からほとんど変わってないんですよね。
肌のキメも声の透明感も、そのまま時を止めてるかのような印象を受けます。
キャリアも長く、ソロ活動やミュージカルへの出演経験もあるため、表現力の振れ幅がとても広い。
バラードで泣かせたかと思えば、アッパー系の楽曲で一気にテンションを上げてくる。
その切り替えの瞬間がとにかくかっこいいんです。
ヤン・ヨソプのメンバーカラーとキャラ
メンバーカラーは黄色。個人的には「やわらかさ」の象徴のようなカラーだと感じています。
たとえば、ライブでのMCのときにふと漏れる言葉や、ファンへのコメントにふんわりした優しさがあって、それが黄色という色の持つあたたかさと重なるんですよね。
でも一方で、歌になるとガラッと印象が変わって、内に秘めた情熱が一気にあふれ出す。
そのギャップにやられる人、多いんじゃないでしょうか。
イ・ギグァン
HIGHLIGHTの中でも、ビジュアルとダンスの中心を担っているのがイ・ギグァン。
ライブでギグァンのパートになると、明らかに空気が変わる感じがあって、目が自然とそっちに引き寄せられてしまいます。
生年月日は1990年3月30日。
2025年時点で35歳になります。
ギグァンは元々ソロアーティストとして先にデビューしていたという背景もあり、ステージ経験や表現力の深さが他とはちょっと違うなと感じる場面が多いです。
しかも、ダンスの精度と表情のつけ方が異常に上手い。
これはもう、画面越しじゃ伝わらないやつです。
実際に観たライブで、曲中に一瞬だけアイコンタクトっぽい目線をもらったとき、正直息が止まりました。
いや、狙ってるでしょって(笑)。
イ・ギグァンのメンバーカラーと印象
メンバーカラーは赤。
これも納得。
ギグァンは静かな場面でも内側から情熱が漏れ出てる感じがあるんですよね。
赤って「派手な人」じゃなくて「熱量のある人」に似合う色なんだと改めて感じさせてくれる存在です。
ファンイベントのとき、誰よりも真剣にファンの話に耳を傾けていた姿を見て、表には出さないけれどすごく“芯が熱い人”だと思いました。
ギグァンは、ただの色気担当じゃないです。
ソン・ドンウン
ソン・ドンウンはHIGHLIGHTのマンネ、つまり最年少メンバー。
でも、年下っぽく甘えるわけでもなく、どこか大人びた雰囲気をまとっているのが不思議なところです。
1991年6月6日生まれで、2025年現在は33歳。
最年少といっても、年齢差は数年です。
でも、ステージやMCでの落ち着いた口ぶりや、全体を俯瞰してコメントする様子を見ると「マンネ」という言葉から受ける印象とは少し違います。
特に注目しているのが、ドンウンの声。
低音から中音域の柔らかさに特徴があって、HIGHLIGHTの中で“声の深み”を担当しているのがドンウンだと思っています。
高音や派手なアドリブに頼らず、空間を包み込むような響き方がとても好きです。
ソン・ドンウンのメンバーカラーとイメージ
ドンウンのメンバーカラーは紫。直感的に「深み」と「ミステリアスさ」を感じる色ですが、まさにそれがぴったりです。
紫って、どこか知的で感情を内に秘めている印象があって、ドンウンの立ち位置と重なる部分が多いんですよね。
以前インタビューで語っていた「人と違う考え方を持っているのが怖かった時期があった」という話が今でも記憶に残っています。
紫という色は、そういう「内面の対話」を表すようなニュアンスも含んでいる気がして、ドンウンらしさを象徴しています。
HIGHLIGHTの魅力
HIGHLIGHTを見ていて感じるのは、「全員がメイン」で「全員がサブ」でもあるという絶妙なバランスです。
グループによっては誰かが前に出すぎたり、誰かが埋もれてしまったりすることがありますが、HIGHLIGHTは違います。
ライブを観ていても、自然とメンバー全員に視線が分散する。
不思議なんですけど、全員が主役に見える構成になっていることが多いです。
トークでもそう。
お互いをよく知っていて、ちょっとしたツッコミやネタの振りがスムーズすぎる。
長年一緒に活動しているからこその呼吸感があり、それがHIGHLIGHTというグループの「聴くだけじゃなく観て楽しい」理由のひとつになっていると思います。
HIGHLIGHTの進化
個人的にHIGHLIGHTを聴き始めたのは、まだBEAST時代の2010年代前半。
正直、当時はこんなに長くグループが続くとは思っていなかったです。
途中、グループ名変更や事務所移籍、メンバー脱退などいろんなことがありました。
でも、それを乗り越えたからこその“味”が、今の楽曲やライブには詰まっている気がします。
年齢を重ねたことで、歌詞の意味も表現も深くなっている。
若い頃にはなかった“情感”が乗っているんですよね。
最近の曲だと「DAYDREAM」とか「NOT THE END」あたりが特に印象的で、聴くたびに「まだ進化できるんだ」と思わせてくれます。
HIGHLIGHTが今、響く理由
今のHIGHLIGHTは、単なる「アイドルグループ」ではないと思っています。
20代前半の頃とは違う、30代の余裕と積み重ねがにじみ出ていて、大人になったファンにこそ刺さる部分が多い。
若手グループにはない安心感、でもベテラングループにはない柔らかさが同居していて、その“ちょうどいい感覚”が心地いいんです。
ライブに行くと、客席にも同じように「年を重ねたファン」が多くて、それぞれが穏やかに楽しんでいるのが伝わってきます。
まるで、自分の青春と今とをつなぐ時間を共有しているような、そんな不思議な空間です。
まとめ
HIGHLIGHTは、年齢もキャリアも“円熟”に入っているタイミングのグループだと思います。
でもそれは、決して過去の栄光にすがるという意味ではなく、むしろ今がいちばん美しい瞬間なんじゃないかとすら感じます。
ユン・ドゥジュンの安定感、ヤン・ヨソプの透明な声、イ・ギグァンの華やかなパフォーマンス、ソン・ドンウンの包み込むような深さ。
それぞれが違う個性でありながら、ひとつの作品として仕上がっているのがHIGHLIGHTの魅力です。
気になっていた人はもちろん、少し離れていた元ファンにも、今のHIGHLIGHTをぜひ見てほしいです。
ライブに足を運ぶと、「ああ、ずっと好きでいてよかったな」と思えるはずです。
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