年末が近づくと、どうしても上野アメ横のことが頭に浮かびます。
昔から年末の風物詩として知られていて、マグロの解体ショーや呼び込みの声、ぎゅうぎゅうの通り。
2025年の12月28日も例外ではなく、近づくだけで年の瀬の空気に飲み込まれていくような感覚になります。
静かな住宅街から電車で上野に着くと、駅を出た瞬間から人の波に巻き込まれる感じがして、少しワクワクしながらも「今日は歩けるかな」と心配になることもあります。
アメ横の混雑はただの人混みではなくて、音や匂い、売り手と買い手のやりとりが重なり合った塊のように感じます。
少し歩くだけで、海鮮丼の香り、乾物の匂い、甘いスイーツの匂いが交互に押し寄せてきます。
財布の紐がつい緩んでしまうのも無理はないと思います。
今回は、2025年12月28日のアメ横のリアルタイムに近い感覚を交えながら、混雑の傾向や回避のコツを整理していきます。
毎年通っている身としての体験談も混ぜているので、少し生々しい視点になるかもしれません。
それでも、これから向かう人の役に立てばうれしいです。
2025年末の上野アメ横の混雑は?

まずは12月28日の混雑レベルについて、もう少し体感ベースでお伝えします。
年末のピークは29〜30日だと分かっていても、28日もほぼ同じくらいの熱量があります。
通りの真ん中を歩くと、人の流れに押し戻されるような感覚になる瞬間もあって、思っていたよりも前へ進めないことが珍しくありません。
焦るほど余計に足取りが乱れてしまい、少し端へ避けて深呼吸したくなる。そんな空気の日です。
午前中のアメ横はまだ余裕がある時間帯
午前10時台は、まだ通り全体に少し空気の余白があります。
店員の声も明るく通りやすくて、笑い声が軽く響いている印象です。
歩きながら横目で海鮮丼やスイーツを見て回っても、立ち止まりやすい空気が残っています。
人の波はゆるやかで、すれ違う時も軽く会釈して通れるくらいの距離感です。
昼前になると徐々に人が増えていきますが、それでも足が止まるほどの渋滞にはなりにくいです。
お店の前で立ち止まってメニューを見る余裕があり、写真を撮る観光客もまだ安心して構えられる雰囲気です。
店員の声にも張りがあって、「今日も頑張るぞ」という気合が感じられます。
この時間帯に食事を済ませると、午後の大混雑を横目に「先に入っておいて良かった」とほっとした気持ちになります。
席の回転は速いのですが、まだ慌ただしさよりも温かさが勝っている。
そんな午前中です。
正午から午後は一気にピークに入る
正午を超えたあたりで、通りの様子がガラッと変わります。
JR高架下は特に密度が高くなり、肩と肩が自然に触れ合う距離感になります。
前の人の動きに合わせて歩幅を調整しないと、すぐにぶつかってしまう。そんな状態が当たり前になってきます。
アメ横の面白いところは、この混雑の中でも会話が飛び交っていることです。
買い物リストを確認する声、値段交渉の声、笑い声。
そうした音が重なり合って、騒がしいのにどこか温かい空気を作り出しています。
カートを押す人が増えるので、足元にも気を配らないといけません。
タイヤの音とビニール袋の擦れる音が重なって、年末特有の雑踏感を作っています。
この時間帯になると、一度立ち止まると再び歩き出すのに少し勇気が要ります。
人の波が途切れないからです。
でも、ふと顔を上げると、軒先の魚や果物が山のように積まれていて、色彩の強さに圧倒されます。
見慣れているつもりでも、年末のアメ横にはいつも少し驚かされます。
夕方以降は疲れと高揚感が混じり合う時間
夕方になると、日中の喧騒に少し影が差したような雰囲気に変わります。
街灯や店のライトが灯り始め、通り全体がオレンジ色に包まれたかのような景色になります。
その光に照らされた人の流れは少し幻想的で、まるで年末のお祭りの中を歩いているような気分になります。
この頃には多くの人が両手いっぱいに袋を提げていて、歩く姿にも少し疲れがにじんでいます。
それでも、店の前で楽しそうに話す人の姿を見ると、不思議と周りの空気まで柔らかくなっていきます。
行列の最後尾がどこなのか分からないほど伸びている店もあり、その列に自然と足が向いてしまうこともあります。
歩くスピードは昼間よりも確実に落ちて、流れに身を委ねるしかない瞬間が増えていきます。
でも、そのゆっくりとした歩みが、年末らしい余韻を作っているようにも感じます。
慌ただしいのに、なぜか少し切なくて、胸の奥が温かくなる。そんな独特の時間帯です。
気がつけば空は暗くなり、通りに響く声も少し柔らかくなります。
買い物袋の重みと、人混みを歩いた疲労感。
そして「ああ、もうすぐ一年が終わるんだな」という実感。夕方以降のアメ横には、そのすべてがぎゅっと詰まっています。
2025年末の上野アメ横の混雑リアルタイム
#グッドモーニング 依田さんは年内最後の中継、恒例のアメ横商店街にお出掛け。徐々にお店が開き始め活気が湧いてくる時間、持丸水産のおすすめは大トロ中トロたらこに明太子で一万円のお正月セット、佐藤ちひろアナの「もう一声!」の魔法の言葉でかずのこも付いてくると。 pic.twitter.com/0RG25U0rsd
— ウエヤマナギサ (@ueyamanagisa) December 29, 2025
実際に歩いてみると、数字や写真では伝わらない空気があります。
電車のホームからすでに人が多くて、階段を下りると同じ方向へ向かう人の列が続きます。
アメ横の入口に立った瞬間、少し息を飲むような気持ちになることもあります。
人波の流れに身を任せる感覚
人の流れは一定ではなくて、ときどき急に止まったり、急に進んだりします。
前の人が急に立ち止まると、体が近づき過ぎないように少し後ろへ重心をずらす癖が自然と身につきます。
肩に当たるダウンジャケットの感触や、紙袋が触れる感覚がリアルで、年末独特の混沌を肌で感じる時間です。
店の呼び込みと客の笑い声が重なる
「今だけ安いよ」という声と、試食を受け取って笑う客の声が重なります。
人混みで少し疲れていても、そうしたやりとりがあると気持ちが柔らかくなります。
ふと立ち止まって甘栗を買ったことがあり、その場で少しつまみながら歩いた経験はなぜか強く記憶に残っています。
合理性とは少し違う買い物ですが、それもアメ横らしさだと感じます。
2025年末の上野アメ横の混雑回避のコツ



混雑をゼロにするのは難しいですが、少し工夫するだけで体感はかなり変わります。
年末のアメ横は「混んでいる場所へ入っていく」というより、「流れの中へ身を置く」ような感覚になります。
だからこそ、歩き方や時間帯を意識すると気持ちが楽になります。
過去に失敗した経験も含めて、リアルな視点でまとめてみました。
時間帯とルートで体感は大きく変わる
年末のアメ横では、時間帯の選び方が旅の満足度をそのまま左右します。
午前中の早い時間帯はまだ通りに空気の余白があります。
開店直後は店員が準備をしながら声を張っていて、そこへ最初の客がゆっくり入っていくような静かな活気があります。
カメラを構えても、後ろから押される心配が少ないので、立ち止まる時間にも余裕が生まれます。
逆に午後の中心時間帯は、混雑がひとつの塊のように膨らんでいきます。
JR上野駅側から入ると特に混雑が集中しやすく、最初の数十メートルで体力を奪われることもあります。
御徒町側から入ると、少しずつ人混みに慣れていける感覚があって、自分のペースを崩さず歩きやすい場面が増えます。
入口を変えるだけで「今日のアメ横は意外と歩けるかも」と感じたことがあり、今では自然とルートを選ぶようになりました。
そして、日が暮れる時間帯は雰囲気が最高に良い一方で、人の密度は最高潮に近づきます。
写真映えする時間なのに、立ち止まる余裕が無くてシャッターチャンスを逃したこともあります。
だから、写真目当てなら午前、雰囲気重視なら夕方という選び方もおすすめです。
休憩を挟みながら無理せず歩く
気がつくと長い距離を人混みの中で歩いていて、ふと足が止まった瞬間、どっと疲れを感じることがあります。
アメ横の通りは楽しいのですが、刺激が多すぎて神経が張り詰めた状態になりやすいです。
そんなとき、少し脇道に逸れてカフェに入るだけで、体と心が急に軽くなります。
温かい飲み物を手に持って、ぼんやり外を眺めていると「まだ歩けるな」と気持ちが切り替わる瞬間があります。
公園のベンチに腰掛けたときに感じる風の冷たさや、コート越しに伝わる硬い木の感触。
その小さな休憩が、不思議と旅の一部として記憶に残ります。
無理に詰め込もうとすると、「人混み=しんどい思い出」になってしまう。
でも意識して立ち止まると、「賑わいを楽しめている自分」へ戻ることができます。
歩き続けるだけが正解ではなくて、止まる時間も大切なんだと、年末のアメ横で学んだ気がします。
支払い方法や荷物の持ち方を整えておく
混雑を軽くするための工夫は、実は歩き方だけではありません。
支払い方法や荷物の持ち方も大きく関係しています。
年末の市場では、現金払いの店が今でも多いです。
しかも小銭がサッと出せると、自分だけでなく店側の流れも止めずに済みます。
ポケットや小さめの財布にあらかじめ分けて入れておくと、レジ前で焦らなくなります。
荷物はリュックだと取り出しにくい場面があります。
特に背中側のファスナーを開けるのは少し不安になります。
トートバッグやショルダーバッグに変えた日、支払いも商品収納もスムーズで、混雑のストレスが目に見えて減りました。
ちょっとした違いですが、体感としてはかなり大きい変化です。
さらに言えば、冬のアウターは思った以上に場所を取ります。
薄手インナーで体温を調整すると、建物の中に入っても汗をかきにくく、快適に歩けます。
年末の混雑では、こうした細かな準備の積み重ねが、意外なほど効いてきます。
最後にもう一度、アメ横の混雑について素直な気持ちを書くと、「大変だけど、なぜかまた来たくなる場所」という言葉が近いです。
買い物袋をいくつも抱えた人の笑顔や、店員の張りのある声。それらが混ざり合って、年末特有の空気を形づくっています。
2025年12月28日に向かうなら、混雑を敵だと思わず、年末の景色の一部として受け止めてみてください。
予定通りに進まなくても焦らない。迷い込んだ路地で温かい飲み物を飲む。それだけで、旅の満足度が不思議と上がります。
少し肩の力を抜いて歩いたとき、上野アメ横は一段と魅力的に見えてきます。
混雑さえも含めて「年末を味わう時間」だと感じてもらえたらうれしいです。
まとめ
2025年12月28日の上野アメ横は年末のピーク前日ながら、かなり活気ある混雑になります。
午前中は比較的歩きやすく、写真撮影や食事にも余裕がありますが、正午を過ぎると人の流れが一気に密になり、肩が触れ合う距離での移動が当たり前になります。
夕方以降はライトに照らされた通りの雰囲気が格別ですが、人の密度はさらに高くなり、歩くリズムも自然とゆっくりになります。
現地を歩いた実体験からは、人の波に身を任せる感覚や呼び込みと笑い声が重なる雑多な空気が印象的でした。
時間帯とルート選び、適度な休憩、支払い方法や荷物の持ち方を工夫することで、混雑時のストレスは大きく軽減できます。
午前中の早い時間に入るか、御徒町側からルートを取ると体感が変わることもあります。
ベンチで温かい飲み物を飲むなど、小さな休憩を挟むことで気持ちの切り替えができ、混雑すら旅の一部として楽しめるようになります。
混雑を完全に避けるのは難しいものの、準備と心構えひとつで年末らしい高揚感を存分に味わえる場所でもあります。
焦らず歩き、体と心に余裕を持ってアメ横の空気を楽しむことが、2025年の年末を充実させるコツだと感じました。

コメント