韓国インディーズ音楽シーンで注目を集めるHANROROさん。独自の世界観を持つ楽曲が魅力的で、多くのリスナーを惹きつけています。
今回は、そんなHANROROさんのプロフィールと、アルバム「Take-off」に収録されている「Goldfish(金魚)」の歌詞の和訳や意味を紹介します。
HANROROとは?
HANRORO(한로로)は、韓国のシンガーソングライターで、2000年11月11日生まれの24歳です。
2022年3月14日にデジタルシングル「Let Me Love My Youth」でデビューし、以降、独自の音楽スタイルで注目を集めています。
- 本名: Han Ji-soo(한지수)
- 生年月日: 2000年11月11日
- 出身地: 韓国、昌原市(Changwon, Gyeongsangnam-do)
- 学歴: 建国大学(Konkuk University)韓国文学科
- MBTI: INFJ
HANROROさんは、2022年3月14日にデジタルシングル「Let Me Love My Youth」でデビューしました。
その後、シングル「MIRROR」や「Don’t be afraid to fall」などをリリースし、2023年8月29日には初のEP「Take-off」を発表しました。
2024年5月28日には2枚目のEP「HOME」をリリースし、韓国のインディーズ音楽シーンで高い評価を受けています。
そその音楽は、日常生活や映画からインスピレーションを受けた歌詞と、エレキギターを中心としたバンドサウンドが特徴です。
特に、恋愛や人生の儚さをテーマにした楽曲が多く、聴く人の心に深く響きます。
2023年には、第20回韓国ポピュラー音楽賞で「今年の新人アーティスト」と「ベスト・モダン・ロック・ソング」にノミネートされるなど、その才能が高く評価されています。
高校時代、同級生に「ジス」という名前の生徒が多かったため、「Han Log」というニックネームで呼ばれていました。
デビュー時には「Hanlog」という芸名を考えましたが、「数学的すぎる」と感じ、現在の「HANRORO」に決めたそうです。
また、映画「About Time」が好きで、猫が好きな動物だと公言しています。
音楽スタイルと魅力
HANROROさんの楽曲は、叙情的な歌詞と美しいメロディーが特徴です。
シンプルながらも奥深い音作りがされており、聴く人の心に優しく響きます。
楽曲の多くは、恋愛や人生の儚さをテーマにしており、どこか懐かしさを感じさせるメロディーが印象的です。
特にエレキギターの使い方が秀逸で、バンドサウンドとシンガーソングライターらしい繊細な表現が絶妙に融合しています。
「Goldfish(金魚)」
「Goldfish(金魚)」は、アルバム「Take-off」に収録されている楽曲の一つです。
タイトルの通り、金魚をモチーフにした歌詞が特徴的で、恋愛の儚さと美しさを表現しています。
この曲は、静かで優しいメロディーとともに、淡く切ない感情を描き出しています。
HANROROさんの独特な歌声が、歌詞の持つ世界観をより引き立てており、聴く人の心に深く響く一曲です。
「Goldfish(金魚)」の歌詞和訳
以下に「Goldfish(金魚)」の歌詞を和訳しました。
原曲の雰囲気を大切にしながら、日本語でもその美しさを感じられるように訳しています。
私たちはまるで冬の香り
腕の中に抱かれた緑の光のよう あなたもそう思う?
濡れてしまった不器用な手紙
もう飛ばしてしまおう 消えてしまう前に
揺れる私たちが
たとえ明日へ行けなくても
数秒の静寂を越えて
永遠を叫べるように
あなたが何気なく笑った夜
私は初めて死ぬほど泣いた
雨が雪に変わり 重くなった日
裸足で赤い愛を描いた
もしかしたらこれはすべて
私たちという一日限りの命の
最後のあがきなのかもしれない
揺れる私たちが
たとえ明日へ行けなくても
数秒の静寂を越えて
永遠を叫べるように
破れた翼はどこへ飛ばせばいい?
閉じた瞳にあなたをいっぱいに映すには
大切にしていた最後の願いを叶えてくれる?
次の春には 私たち 海の上で生まれ変わろう
「Goldfish(金魚)」の意味
歌詞には、恋愛の儚さと美しさが繊細に描かれています。
タイトルの「金魚」は、短い命を持つ生き物の象徴として使われており、愛の一瞬の輝きを表現しているように感じられます。
特に「裸足で赤い愛を描いた」という表現が印象的です。
この部分は、愛の情熱を赤い色に例え、それを裸足で描くことで、無防備で純粋な感情を表現していると解釈できます。
また、「次の春には 私たち 海の上で生まれ変わろう」というフレーズからは、終わりを迎えた愛が、いつかまた違う形で蘇ることへの願いが感じられます。
愛は一度終わってしまっても、新たな形で再び巡り合うかもしれない、という希望が込められているのではないでしょうか。
「Goldfish(金魚)」の魅力
この曲の魅力は、切ない歌詞と美しいメロディーが見事に調和している点です。
聴く人の心に深く響く歌詞が、柔らかなサウンドに乗せられて表現されており、まるで夢の中にいるような感覚を覚えます。
また、HANROROさんの歌声が、この楽曲の持つ儚さや切なさをより一層引き立てています。
決して力強く主張するのではなく、静かに語りかけるような歌い方が、歌詞の世界観と絶妙にマッチしています。
まとめ
HANROROさんは、韓国のインディーズシーンで注目されるシンガーソングライターです。
日常の何気ない瞬間を切り取った歌詞や、叙情的なメロディーが魅力的で、多くのリスナーに愛されています。
「Goldfish(金魚)」は、恋愛の儚さと美しさを金魚に例えて表現した楽曲です。
切ない歌詞と繊細なメロディーが組み合わさり、聴く人の心に深く響きます。
愛の一瞬の輝きや、いつかまた巡り合うことへの願いが込められたこの曲は、ぜひ一度じっくりと聴いてみてください。
HANROROさんの音楽は、これからも多くの人の心を動かし続けることでしょう。
今後の活動にも注目したいですね。
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